諸富祥彦著「ひとりっこの育て方」を読んだ。
参考になった点をまとめ。
・子ども同士で関わる機会を意識的に増やす。
人間関係の力は基本的には他人をふれあうことでしか身につかない。
・先回りしない
子どもがほしくてたまらないものを一生懸命アピールしてやっと手に入れる経験をさせること。
・「もっと頑張れ」「なんでできないの」「それくらいがまんしなさい」はNG
つらい気持ちを受け入れてもらえない子どもは何をやってもどうせダメなんだ親から否定されるんだという無力感を抱えるようになる
・レジリエンス(立ち直り力)をどう身につけるか
1,無条件に受け入れられ、肯定されること
2,生きる上でのモデルがあること
3,親から手を出し「甘やかす」のではなく子どもから「甘えてくる」のを受け入れること
・立ち直り力のある子の特徴
1,好奇心旺盛
2,感情のコントロールができる
3,未来に展望を持つことができる
・やられっぱなしの子がいじめから身を守る方法は
アサーションを使う。相手のことを大切にして配慮しつつ自分の気持ちをさわやかに伝える方法。相手も責められたと感じないので報復や攻撃されることがない
・お母さん自身がハッピーでいることが子どもの心をハッピーにできる
・家族旅行に行くとき
パパ、ママ、子どもの3人で協力して楽しい旅行という目的を達成するのもチームワークや達成感を育てるいいきっかけになる。自分もチームの一員という感覚を育て、目的達成のために3人で力をあわせる経験が子どもの成長に役立つ。
・反抗的な言葉が出てきたら
「かかわり方を変えて!」というサイン。親は子育てのギアチェンジをする必要に迫らえれている。本人にも理由はわからない。親に反抗できるのは自分がどんな態度をとっても親の愛情は揺るがないという信頼がある証拠。
・親子バトルになったら親が先に一歩引く
・ひとりっ子にこそひとり暮らしをさせよう
・子どもにとって、親が自分の生き方を認めてくれないことは、最も大きな苦しみのひとつ。
息子は感情のコントロールが難しいので何とかしたい。