クラッシック音楽の生演奏を聞きたくて、京都コンサートホールで開催された京都市交響楽団の定期演奏会に行ってきました。
東京に住んでいたころは、アンサンブルやピアノコンサートに行ったことはあったのですが、オーケストラは初めてです。
京都コンサートホールにも初めて入場したと思うのですが、とてもきれいで大きなホールで驚きました。 [caption id="attachment_701" align="aligncenter" width="640"]
第621回定期演奏会の曲目はこちらのとおり。
■前半 ・ロッシーニ:歌劇「ウィリアム・テル」序曲(12分) ・ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調op.104(40分) ■後半 ・ラヴェル:道化師の朝の歌(8分) ・ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ(7分) ・ラヴェル:ボレロ(16分)
指揮はジャンルイジ・ジェルメッティ氏、チェロ独奏はルイジ・ピオヴァノ氏でした。
私はラヴェルの曲が好きなので、とても楽しみな演奏会でした。
クラッシック音楽はたまに聞いていますが、もともとはドラマ「のだめカンタービレ」や村上春樹の小説に出てくる曲に興味を持って聞き始めた程度。
でも、演奏が始まると、
”オーケストラってこんなにすごいんだ!” ”スピーカーから聞く音と全然違う!” ”いろんな楽器が協力して一つの音になっている!”
など発見と感動の連続でした。
大人になってこんなに感動させてもらえるとは。
同じリズム、同じフレーズを音色や音量で変化させていく曲ですが、か細い音から始まり、大音量で終わるまでの緊張感や音の連続性が素晴らしく、最後は泣きそうになりました。
こんなにいい曲だったのか、ボレロ。 すごく素敵な曲、ボレロ。
「ボレロって、人生やな」 「シンプルな曲やからこそ、音が響くな」 「オーケストラって、生き物やな」
帰り道、こんな感想を同行者にずっと言っていました。
京都市交響楽団は、日本で初めての自治体直営オーケストラとして1956年に創立された、伝統ある楽団だそうです。お値段も、とても良心的。
定期演奏会は毎月開催されているのでまた行きたいと思います。