妊娠をして、つわりの辛さを味わいました。 待ち望んだ妊娠だったのですが、妊娠発覚後すぐにつわりになり、喜ぶ余裕もありませんでした。
何もできず、食べられず、これがいつまで続くんだろうと不安な日々でした。
つわりの症状や発生時期は個人差があります。 私の体験談が、つわりで苦しんでいる人のお役に立てば幸いです。
■つわりの症状・時期
私のつわりは6週目〜15週目くらいまで続き、以下のような症状がありました。
・一日中吐き気がする ・嘔吐する ・眠気が強い ・だるい ・痰が出る ・匂いに敏感になる ・味覚が変わる
これらの症状があるため、起き上がれない、食べたくない、飲みたくない日々が続いて体が弱り、お風呂に入ることも、立つことも辛くなりました。
脱水症状を恐れて無理やり水を飲みましたが、それさえ不味く感じました。 病院での検診の際、ケトンが出ていることがわかり、点滴を何度か打ってもらいました。
■つわり初期〜ピーク時に食べられたもの
<<つわり初期>> ・果物(バナナ、りんご、オレンジなど) ・ビスコ
最初はよかったのですが、毎食果物を食べていると胃が重くなってきて、食べられなくなりました。
つわりが始まった時期はまだ肌寒く、生ものばかり食べて体が冷えてしまったのかもしれません。
ビスコは、子どもに人気のお菓子ですが、サンドされているクリームがおいしいと感じられました。ビフィズス菌入なので、食べ過ぎるとお腹がゆるくなるかも?
<<つわりピーク時>> ・おかゆ、雑炊 ・うどん ・にゅうめん ・おにぎり ・卵焼き ・ポトフ ・甘めのパン(ロールパンやたまごパン、ホットケーキ) ・桃の缶詰 ・ヨーグレット ・ミルク飴 ・ビタミン入の飴 ・りんごジュース ・ポカリスエット
匂いに敏感になり、台所に近寄れなくなったので、調理が必要なものは主人に作ってもらいました。
量は食べられませんでしたが、健康な時にはそれほど好物でなかったにゅうめんやミルク飴、りんごジュースが驚くほど美味しく感じられました。
ヨーグレット(ラムネ菓子)やミルク飴、ポカリスエットは、外出時に携帯していました。
■もともと胃腸が弱い人は、胃に優しいものがおすすめ
ネットや雑誌を見ると、炭酸を飲むとスッキリする、何でも冷やせば食べられる(飲める)という紹介がありますが、胃腸が弱い人がこれを実行すると嘔吐や下痢の症状がひどくなるかもしれません。
実際、私は炭酸を飲んで胃が辛くなり、冷たいものを食べてお腹を壊しました。 何も食べられなければ仕方ありませんが、胃腸への負担が軽いものから食べるのがおすすめです。
胃腸への負担が軽いものは、病気で入院している患者さんが食べるものをイメージするとわかりやすいと思います。たとえば、茹でた野菜、おかゆ、あっさりしたスープなど、薄味で温かくて柔らかいものなど。
■つわりの時期に言われて困ったこと
つわりがひどい時期、緩和するために鍼灸へ行ったのですが、そこで先生に
「何も食べないのは絶対にだめ。いろいろ試して栄養素をとるようにしてください。お米はパワーになりますよ。ウィダーinゼリーもおすすめ」
と言われました。
栄養素がない状態が続くと、体力回復に時間がかかるそうです。
いろいろ試してと言われても、外出する元気もなく、何を食べても吐く時期だったので、その行為自体が辛くて泣きそうになりました。
しかし、お腹の子のためにもと、りんごジュースよりも、ビタミンやポリフェノールが取れる野菜生活シリーズを選んだり、ゼリーを試したり、フリーズドライの食品を試したり試行錯誤しました。
一口食べて「無理!」というものもあり、お金がもったいないと思いましたが、この時期は仕方ありません。トライ&エラーで試してみてください。
コンビニは品揃えが充実していて、一人分で売っているものが多いので、食べられそうなものを探すときに助かりました。
「これはいける!」という品に出会えますように。