東京の国立新美術館@六本木で開催されている草間彌生”わが永遠の魂”を観てきました。
草間彌生を知るきっかけは、香川県直島に展示してあった黄色地に黒の水玉がついたかぼちゃのオブジェでした。彼女の作品は水玉のデザインが多く、かわいらしいものが好きな人かと思っていたのですが、実際は全く違いました。
小さいころから強迫観念や妄想に襲われることが多く、その時の風景が作品に反映されているそう。赤+黒、黄+黒の色の絵を描く人は自殺願望が強いそうですが、彼女の作品はまさにその色使いが多くて納得です。
作品のタイトルも独特。 「夕映えの星くず」 「いまわしい戦争のあとでは幸福で心が一杯になるばかり」 「わたしのまなこたち」 この他にも、死、天国、神、平和といった言葉が多く出てきていました。
今は前衛芸術家として世界平和を望み、不自由な体にもかかわらず作品を続けているとあって、力強い生命力のようなものを感じました。
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