「千日回峰行を生きる」を読んで

  今春、比叡山にある無動寺を訪問したときにお会いした、光永圓道大阿闍梨様が書かれた「千日回峰行を生きる」を読みました。

無動寺へお参りに行ったときの詳細はこちら http://reyreyrey.moritaro.com/archives/500

光永さんが比叡山に来られるまでのお話や、千日回峰行を経て大阿闍梨様になられるまでのお話が書かれていました。

お恥ずかしいことに、私が無動寺で質問した、千日回峰行の内容はほぼこの本に記載されていました。。。 千日回峰行をされるまでにどういう修行をされていたのか、千日回峰行の詳細などがわかりやすくまとめて記載されているので「千日回峰行は何をするのか」を知りたい人にはおすすめの本です。

この本を読んで印象的だった点を挙げてみます。

●お寺に入ったときは、お坊さんになりたいとは特に思ってなかった

東京から来られたので、環境はもちろん言葉も違う人里離れた場所で、お寺の仕事をこなされていたのは立派だと思います。 ちなみに、千日回峰行を達成したいと思って出家される人もいるそうですが、そういう人は、理想と現実のギャップから耐えられなくなることが多いそうです。

比叡山での修行を経て体調がよくなったので、お礼参りとして千日回峰行を選択した

千日回峰行をしなければいけないというルールはなく、どの修行をするかは自分で選ぶそうです。 健康でいられるというのは、ありがたいことですね。大病をわずらった経験がないとつい忘れてしまいますが。

●すべては自分のせい。事態を把握して、どうすれば改良できるか考えて実践する

何事も計算をして、数日前から準備をする。故障すれば、なぜ故障したのか原因を考えて、故障しないように気を遣う。 当たり前のように聞こえますが、日々の生活の中で実行するのは難しいものです。私も常にアップデートする気持ちで人生を歩まねばと思いました。

他にも、三千院での修行や大学時代の話など、興味深かったです。これまで、仏教の大学って何を学ぶのだろうと思っていました。

光永さんは、過去の後悔や未練に対して反省し自分を奮い立たせるというのではなく、自分を高めるために粛々と修行をされている印象でした。とても過酷な状況もあられたでしょうが、淡々と修行の様子を書かれているので芯の強い方なのではと思います。

テレビで見た酒井雄哉さんとは違った捉え方だったので、千日回峰行を行う理由は人によって異なるのでしょう。また別の大阿闍梨様の本も読んでみようと思います。

2017年9月に、釜堀浩元さんが千日回峰行を達成されました。wikipediaによると、光永さんより1年、年上の方ですね。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%9C%E5%A0%80%E6%B5%A9%E5%85%83 どんな動機で業に励んでいらっしゃるのでしょうか。この方にも、いつかお目にかかれればと思います。

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