N・S・ハルシャ展〜チャーミングな旅〜@森美術館

  六本木ヒルズにある森美術館で開催されている、N・S・ハルシャ展〜チャーミングな旅〜(N.S.Harsha:Charming Journy)へ。 画家のN.S.Harshaはインドのマイスール出身で国際的に活躍されている方です。ヨガをやっている影響もあり、インド出身の人はどんな絵を描くのか興味がありました。

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館内は、映像を除き、ほぼ撮影OKでした。最初のエリアは人がたくさん描かれた作品が多く、人酔いしそうなくらいの人数(2,000人が描かれた作品も!)と対面した気分になりますが、色使いが優しくカラフルで、一人ひとりの動作や表情が異なり、じーっと見ていても飽きません。インド雑貨のお店にある布や雑貨でもすてきな色合いのものが多いですが、インドの人の頭の中はカラフルなのかな? これだけの人を描くのに、どれだけの時間がかかるんだろうと考えるとクラクラしそうです。作品からパワーを感じられます。

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今回の展覧会は、インド伝統美術、神話や叙事詩、グローバル経済の波及による現地の状況、未知の宇宙空間などが幅広く参照され、多方向につながっているということで、フロアを進むたびにテイストががらっと変わり、リアルと空想を行き来している感じが楽しかったです。

また、インドの現状を例えた風刺作品も多く、切なくなる場面もありますが、インド社会の問題について勉強になりました。インドは発展しているといいますが、発展の裏にはやはり犠牲もありますよね。

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N.S.Harshaの代表作70点が展示されていたのですが、作品数だけではなく、そのスケールの大きさや完成度から、48歳の人が描いたとは思えませんでした。

nsh0008 この作品は<<空を見つめる人びと>>。天井に鏡があり、上を向くと、描かれた人びとに混ざって自分も空を見つめる人の一員になれる作品です。

この日の観覧者は海外の人が多い印象でしたが、見ごたえのある展示なので日本人にももっと見てほしいなと思いました。 ちなみに、ハルシャ展のチケットで展望台、東京シティビューも見学できるので観光で来ている人にはお得です。

■N・S・ハルシャ展〜チャーミングな旅〜@六本木ヒルズ森美術館 開催期間:2017/2/4〜6/11